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春濤と柱状節理とパパゲーノ

 

柱状節理といえば、国内は東尋坊、外国は巨人の通り道。六角形の柱がきめ細かに並んで情趣に富む。今回は東尋坊の嶮崖を詠んだ。ウェルテルにせよパパゲーノにせよ、恋愛の懊悩に苛まれた人なので、もう少し別の典型的人物像が欲しいとは思う。パパゲーノの音は好きだが。

生成人工知能で描かれた絵は感動がない。どこを省略してどこを緻密に描くか、畢竟それが絵画の価値なのかもしれない。私事だが、鯫生は詩が生成されるようになっても生を諦めないと心に決めている。

 

 

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