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haiku0122

  生姜をばくれとはにかむ父辛し はにかむは此処では齜𪘬たる様(サイギ;U+9F5C,U+2A62C;歯が露わになるさま)を表している。また、はじかみと平仮名だと山椒か生姜か分からないので前後を参照する必要がある。くれのはじかみは生薑のこと。かはのはじかみは山椒または呉茱萸のこと。 薑桂の性の著しい鯁骨漢は厭きないが食事の際は少し声を抑えてくれると嬉しい。はじかんだように体が動かなくなるような気がする。将に䶨齺(サンシウ)たらんとする身を自愛して欲しい。ただ、何だかんだで新しい生姜のような爽やかさ、瑞々しさを失わないのは人徳なのかもしれない。 前に簡易的なエニアグラムの質問紙に答えて貰ったが△684だった。別名真実の語り部。炭鉱のカナリヤと字する方も。△468は雰囲気で敬遠されるが、言動に齟齬が無い。自分の来し方に忠実な人でもある。職歴などの経験を否定すると途端に刺刺しくなり、受け入れると柔らかくなるところがぴったりと合っている。唯一観察される自己同一性だ。軽佻浮薄からは程遠い。心の余裕がある時は傾聴すると誰もが見逃がした新生面を提示してくれるかもしれない。不器用な愛である逆徒の逆睹は肥やしとした方が社会も豊かになろう。

haiku0121

  垠堮の䬹人よりの稲の波 堮(ガク,U+582E) 䬹(チツ,U+4B39) ギンガクは限り、果て。チツジンのチツは恐らく地名と解するのが正確だろう。併し、一説に稲を刈る人とあったので今回はそちらを採用した。金偏の字に通じて小鎌の意味ともあった。 果てしない田圃を向こう際から刈り取っていくコンバインが黄金の波を立てて進んでいる。陳腐な表現に落ち込まないように難解な漢語を持ち出す悪癖がまたもや。ただ、稲を刈る人、則ち育てた農家の signifiant (i.e. signifier in Engilish)が食をして至らしむと訓めるのが琴線に触れた。まるで炎帝と我々とを繋ぐ神主を象徴する聖刻文字(hieroglyph)であるかのようだ。資本主義の辺際なる社会の根柢たる敬虔な禰宜を少しくらい神聖視しても罰は当たらないだろう。命のマイニングに励んでいるのが渠等なのだから。

haiku0120

  赤茶けた手の中の珠蘘荷花 花茗荷は別の植物なので茗荷の花を詠むときは注意されたし。 茗荷の花を家慈が家事の合間に摘んできてくれた。歳時記で調べたら一日で萎んでしまうらしい。薄黄色の儚きが日に焼けた手の中で凋みつつあった様に寵深花風を感じた。

haiku0119

  早よ嫁にくぁwせdrftgyふじこlp秋茄子を ふじこる時の発音は声優俳優各位が苦心して絞り出したが場面に依って全く違う発音になると思う。此処では「くゎせろやこのあまふじこっぺ」みたいのを早口で叫んだのではなかろうか。七音に収まるように自由に音読してください。但し、食わせとふじこは約めても良いが省かないように。因みにふじこは権道を解さない萱堂の名前である。 秋茄子嫁に食わすなの説明に体を冷やす作用が妙齢の女性に悪影響を及ぼすからだとある。だが、この長引く爞爞(U+721E)たる日々を凌ぐのに体を冷やすのは延命措置として有効だ。もはや此の謂いは旨い野菜を独占する建前にはならない。壟断は英断ではない。 自分を嫗伏孕鬻した悲母。慈母敗子とも囁かれた。今や姥皮を纏い梯子より置き所無き姑婆。善き夫婦関係の為に我が伉儷を翼覆嫗煦しない高齢の愚母には辟易する。何があったのだろうか。 言わずもがなではあるが、無慚なミザン(misanthrope)に窈窕たる淑女の好逑など高級過ぎる。仇偶を仇敵の意に取ってしまう鯫生としては引狼入室なぞ願い下げだ。狼獣人の少年なら一緒に過ごせるが。 _/_/_/_/_/ 嫁姑問題のそれぞれの立場にある人をエニアグラムタイプ別に心理解析して貰った。クロードの回答を貼っておく。 専門家の意見を拝閲したい。

senryu0018

  怪盗よ暴け改頭換面を 創作の怪盗は屢英雄的な活躍をする。快い盗賊なる表記も時偶見る。快刀乱麻を断つ奇想天外な手法と義賊的要素が憧れに繋がるのだろう。(いかがわしげな棣鄂の情を描く人々もいる。) 超法規的手段に東風解凍を期待するのは相手が kleptocracy だから。目には目を歯には歯を、泥棒には泥棒をだ。榷利を幽世に隔離せんとする金の亡者を糾弾しなければならない。凶弾には依らないのが当然だが、豺狼と結託したと歪視されかねない教団に人生を蹂躙されて倫理を踏み越えた民も出てしまった。 timocracy を排除するには如何にすれば良いのか。 pedantocracy の支配人が Utopianism や egalitarianism を語るべきではないのでこのあたりにしておく。抑非暴力のアナ(anarcho-pacifist)であるからして疲れる。 _/_/_/_/_/ 槐門棘路の逋逃には殆呆れている。領袖なら領収証位管理しろ。帳簿で錯和すな。しょんぼりしても無駄。しょっぴかれろ。捜査、胃洗浄されろ。総裁選上に来な。 総裁選と代表選挙の候補で教育に真摯に向き合うのはただ吉田氏だけだ。在野の政治評論家である父によるとだが。疾病に損なわれた執柄に対して竹箆代わりの愚察をグサッと突き刺したくなるのも無理はなかろう。 (フレイト(freight)で白狗の悉平太郎(疾風太郎)をもふりたくなってきた。) OECDが苦言を呈するわけである。 刷毛序でに書くと、近頃の家厳は嵐を呼ぶ少女とよばれてを上梓した市民運動家の菱山氏の講演に甚く感銘を受けたようだった。政治的圧力で渠の活動が報道されないと嘆いていた。 権力者が恣意的に法を制定し自身の悪業が罪にならないようにすることを何と言ったか思い出せない。英単語一つだったと思うが。免責ではない。 kleptocracy も創作上のシーフフリーク(又は kleptomania (誤用))が忘れる筈がないので当て嵌まらない。検索すると法の支配ばかり出てきてやきもきする。思い出したら書くが、諸賢に教えて頂けると僥倖です。 関連度の低い順、則ち一般的な表示の逆順を選択できる検索エンジンがあったらなと思う。勿論、弊博客を冒頭に載せるための稚策である。ただ、SEOだけは立派な所を省けたら可視性と多様性が増すだろう。オミットにコミットされたし。 相

haiku0118

  葉鶏頭薄くなりける我が頭 一つ謎掛を。中年のおっさんと掛けまして九月の艶やかな茶花と解きます。其の心はどちらもはげいとう(禿厭う/葉鶏頭)でしょう。 茶の湯の花図鑑を手に取って九月の項目を調べると最初に雁来紅が載っていた。風炉も終わりに近付き秋の哀れが押し寄せてくる。不老長寿なる花言葉があるらしい。肖りたいものだ。秋の哀れと年寄る身に対して燦然と輝く鎌柄は目の保養と心の滋養になる。 東の海の向こうの国では bold bald fellow は tough guy と好む傾向があるのに、日本では未だに蔑視される風潮が無いでもない。極端な人になると、健康管理を怠った証だとまで仰る。そんなに見たくないならばストレスの少ない人間関係を提供すればいいと思う。闘う漢の勲章と称える必要はないが、苦労したんだな程度には思い遣っても良かろう。

tanka0008

  拭ひてし山毛欅の椅子にて鱗雲の英英辞典ぱらぱらと繰る 折句: 勿忘。N'oubliez pas. (ヌブリエパ) 鱗雲は音読みで。 雨上がりの庭、英英たる鱗雲の下で本占い(bibliomancy)に興じている。ランダムな言語連想検査を自分に施しているのかもしれない。 Dream[-]initiated bibliomancy always gives me strange results. (OSDの例文) biblioは聖書や本の意味。近年ではbibliobattleも流行っている。 仏語で(la) bibliothèqueは図書館、書庫。(la) librarieは書肆。英語と違うので混乱した。 mancyは占い。死霊術(necromancy)はファンタジーファンに知られた単語だ。他にもpyromancy, oneiromancyなどがある。 舞馬之災は夢占いに由来する言葉で火災を意味する。