[0815遅刻投稿] 漿酒藿肉。 全家赬尾魴。戸主若寒螿。卑父醺緹盎。尊於君帝王。 韻陽(下平)、平起、五絶。 全家は赬尾の魴。戸主寒螿の若し。父をして醺せしむる緹盎は、君たる帝王よりも尊し。 注釈。漿酒藿肉、酒を清涼飲料と肉を豆の葉と見做す、豪奢な酒食。赬尾魴、魴魚赬尾、おしきうおの白い尾が赤くなる、疲労困憊の譬え。寒螿、つくつくぼうし。緹盎、酒の事。君帝王、立派な帝王、お飾りではなく確りと君臨している者を指す。 抗酒薬詩篇。 xun1ti2ang4/ jun1di4wang2 と三文字の字母が共通する後半の二句を言いたいが為に先では酒を我慢した。以前も尊卑の対照を用いたが何度見ても飽きない。 _/_/_/_/_/ おしきうおはトガリヒラウオが正式名称だが、網上で魴を検索すると先に的鯛が出る。三角魴が其れらしいが詳細不明なので勝手に授精産卵後の鮭を想像している。尚、魴鮄も竹麦魚も日本の用法で大陸及び島嶼では小銀緑鰭魚と書く。 酒、其の商人と酔客は嫌いだが、作ったり詠んだりする者は面白い。酒の異名だけで一冊の本になる現状は最早文化と呼ぶしかないのである。 [同日追記]wikipediaのダントウボウ(武昌魚)を参照するとどうも日本にも流入したようである。普段は白い美しい鰭である。