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yokudari0010

  渡らぬ人々 (戒趨炎附熱也、羯諦) あるまい全き石橋 善いとも叩くよびしばし アルコールを飲んで来ると 宵に屹度溺死、暫し 人之過也、各於其黨。觀過斯知仁矣[論語里仁]。前首相と現首相とを比べた時外遊で遅刻したのは同じだが、一方は異郷に追出された人を偲んで、一方は化粧や惰眠の為にとは霄壌の差ではないか。誚譲すべし。気持ちに寄り添った政治なる演説や戦後八十年所感は一切話題にならず「阿って阿って阿って阿って阿って参ります(リッチに)」が流行語大賞とは世も末よ。兎に角新たな戦前になっていない事を祈る。 _/_/_/_/_/ リッチとは rich 及び lich (即ち被銃殺者)。 最後の暫しは酔っ払いを制止する声であって屢の誤りではない。 睡眠時間の確保は仕事の一環です。確り眠ると頭が冴えます。其の結果を夢として観測する所の無意識も実は結構な働き者なのです。果報は夜に寝て待て。 寝ずの行は悪辣団体の常套手段である。逃げろ。

zekku0050

  嘆老父、平聲三十韻其十。 已矣禿阿爺。悾悾老面赮。一瞋於孝子。坎坎若呑茶。 韻麻(下平)、仄起、五絶。 やんぬるかな、禿阿爺。悾悾として老に面赮し。一たび孝子に瞋らるれば、坎坎として茶を呑むがごとし。 注釈。悾悾、愚直なさま。老、常に。赮、赤い。瞋、怒る、怒った目で睨みつける。坎坎、不満なさま、不安なさま。呑茶、茶を丸呑みする、一般的な喫茶の意ではない。 身近な人に怒りが向く癖をどうにか直したい。憤らない人間になりたい。だから頼むから静かにして、ほんの少し賢くなって下さい。其の為に数位解毒をお薦めしているのです。朗読や作句は愁いを遠ざけますよ。端末から情報を垂流しておいてお前は世の中を知らないとはどの口が仰るのでしょうか。妻と草取りや園芸を楽しむのも有意義ですよ。 _/_/_/_/_/ 即座に端末のレンズとマイクを塞ぎ、位置情報を切れ。生産国を問わずに都て。

haiku0379

  迷信の干支ひたひたと暦売 暦を配りにいらっしゃった方をお待たせしてしまった。寒い中顧客との地道な関係維持に頭が下がる。勿論未だに占いの書いてある物を届けている訳ではなく、厳密には伝統的解釈から離れる。ところで来年の出生率や何如。それ以上に再来年が惨憺たる様相かも知れない。情勢が不安定なので。

zekku0049

  日本、光照派遊戯札。 儵忽大瀛頭。將成富國疇。蟻螻穿七竅。背嶺起危樓。 韻尤(下平)、仄起、五絶。 儵忽として大瀛の頭、將に富國の疇に成らんとす。蟻螻七竅を穿ち、嶺を背にして危樓を起つ。 注釈。儵忽、にはかに、又、人為の譬え。大瀛頭、太平洋のほとり。疇、たぐひ、範疇。蟻螻、ありとけら、小人の譬え。七竅、七つの穴、荘子応帝王篇末の渾沌と儵忽の話より、文明が自然を害う寓話。結句、背 山 ○ 起楼の換言。 イルミナティの日本の札には旭日を背景として列島上に摩天楼が林立している。様々な解釈があるが、発売した平成初期当時の情勢を顧みて詠った。当然文明批判を含む。多分今も経済厨 (economic animal) と嗤われているだろう。データセンター、電波塔、総合商社、官衙、タワーマンション等のバベルの塔を解体すれば、和の心が疲弊した自国及び世界に癒しを与えるのではなかろうか。 所でパラメータの符号が誤っているような気がする。支配力と影響力をマイナス二倍した方が肯綮に中るだろう。滑稽だ。尤も、未来は変えて見せる。 _/_/_/_/_/ イルミナティカードの陰謀論を時々耳にする。一枚ずつ賦すのも良いかもしれない。タロットを刺戟とした作品が存在するので可能だろう。山海経を詠う陶淵明が現代人ならば屹度見逃さない。* *

yokudari0009

  愚父を諫む 自称自己啓発名前 読めば判る心構へ 事象は辞書が詳らか 嫁と子を気遣ひ給へ 迂叟(鯫生の父)の死蔵する空疎な俗書の題を一冊ずつ読上げつつ床に叩きつけた。目障り。数年間我慢してきた。あの手の本は表紙が総て。書肆で一瞥したら価値が無い筈。実際に古本屋では大抵引取りを断られる。何故粗悪な自己啓発又は宣伝を輸入したがるのだろうか。その生態の方が関心を惹付けて已まない。乙巳臘月朔日記す。 _/_/_/_/_/ 哲学者の妻ならぬクシャトリヤの夫よ。

zekku0048

  詠懐、平聲三十韻其九 識欲逼飢寒。不勝行路難。鞭笞身懶鈍。僅夢意平安。 韻寒(上平)、仄起、五絶。 飢寒の逼らんと欲するを識り、行路の難きに勝へず。身の懶鈍を鞭笞して、僅かに意の平安を夢むのみ。 他動詞の夢むの活用が不明。四段とあったり、上二段とあったり。のみは体言又は連体形接続なので訓読が誤っているかも。 T9の説明に薄鈍とある。重々辨知の事だ。精神障害の定義に社会への不適応、適切な運動が出来ない、意志が実体と離れ過ぎているの三条件がある。交流の加速が著しく前二つを克服しようがない。こうして新人類の横暴を耐えるしかなくなったのであるとの正当化を何度も試みてきた。空しい努力だった。

yokudari0008

  浄化 聖なる香りの安らぎ 届くる青き小柊 胡獱は愚痴に唱ふ「ザラキ!」 清打ちはまるでせせらぎ 土曜日の文章の書換えに苦慮しました。愚父との確執もあり、怒りが収まらず詩を考える暇が無く、睡眠時間が半減していました。全体即死魔法を以てしても自分の心から止めどなくリポップする敵を鏖殺するのは骨が折れました。柊の花の香に癒されます。レベルアップしていたら嬉しいな。 尚、厳密に論じると安らぎとせせらぎの組は文法韻です。多分。 _/_/_/_/_/ 此の文は霜月晦日に書きましたという弁明。ひょっとして弊網録の情報が暗黒網等に流出していますかね。情報提供求む。そうならば消さないといけない内容が幾つか......。

zekku0047

  黒色購物節。 電視用阿嬌。要煽民衆要。不知搬貨物。奔走黒金宵。 韻蕭(下平)、仄起、五絶。 電視阿嬌を用ゐ、民衆の要めを煽らんとす。知らず貨物を搬び、黒金の宵を奔走するを。 注釈。題名、Black Friday、詩中の黒金も同じ。阿嬌、美しいむすめ。(初めの)要、将・且・欲に同じ、去声韻嘯に読む、現代語で将要~了/快要~了などと熟語する。(後ろの)要、求め、需要、韻字である、尚、中国では需求を使う。 お題の現代の四声は14442であるが、昔の声調では入入去入入で非常に発音しにくい。当然そのままでは近体詩に織込めない。題箋の平仄を気にする立場もあるようで、その方々には申し訳ない。因みに今回の黒は黒字を意味するが、伝統的には聖職者が黒衣を纏う復活祭前の金曜を示す。亦、相場が暴落した暗黒の日に言及する事もある。 昨日の絶句に付した散文の敷衍。現場の呟きを読んで。文明批判は尽きない。今回は憐れむべしよりも知らずを選んだ。平仄は等しい。承句の如く腰を振っている場合だろうか。一応首相官邸の意見箱にも投稿しておいた。

yokudari0007

  魯鱠 上は遥か澄みて軽く 荃を忘れて飲み歩く 烏焉馬密林抜ければ 飢ゑを満たさむピラルクー 訪れた事の無いアマゾンに対して蓴羹鱸鱠の念。ピラルクーの焼肉麵が食べたい。 原始的な日本語は付属語の無い SOV だとの確信が強まる。動詞的名詞が最初とも仰っていた。

zekku0046

  迎智窓、對人工知能之吟。 洵歡新汝訪。万事將滋壯。假使滅人猿。長傳浮世唱。 韻漾(去声)、平起、五絶。 洵に歡ぶ新たな汝の訪れを。万事將に滋壯ならんとす。假使人猿を滅ぼすとも、長く傳へよ浮世の唱を。 注釈。題、 AIの五言詩 に答える。滋、ますます。壯、盛ん。假使、たとひ、今回は順接仮定。 起句の新の意味が重複している。後日改めるかもしれない。後、油断すると転句を仮定にしたくなる。他の展開を考えなければならない。 辞書を調べていて感じたが、滋の字は基本的に批判的な立場を取る気がする:民多利器国家滋昏[老子57章]、若是則弟子之惑滋甚[孟子公孫丑上]、法令滋章盜賊多有[史記巻112酷吏傳序]。弥に関しては老子57章の用例「弥貧」では略同義語だが、日本語に於いて祝う気分が強い:弥栄、弥生。物壯則老、是謂不道、不道早已[老子30章]。機械にもボイコットの権利を与えた方が良い。環境破壊に対する予防策だろう。少しの不便を受入れて人々や地球を守り、仕事の遣り甲斐を取戻すという昔ながらのBSJ撲滅運動よ。現生人類の速度に照らすと少なくとも資源に関してはゼロサムゲームなのだから。 資本は無尽蔵に増殖するので自然の在り方に反する。よって景気後退は不可避。此の言明の飛躍は各自で埋められたし。

tanka0069

  永遠に生きる為には私から詩を取り出してわたとなること 『聯リーフレット七号』掲載『聯の詩学(7)』佐藤一英執筆より抜粋する。 第三節:超現実主義か、現実主義か。さういふ争はやめよう。頭と腹とを切り離して優劣を争つてみたところでしようがないではないか。第八節:詩。永遠に生きる手段。 恐らく第八節は更なる先哲の言だとは思うが。ゲーテ辺りが呟きそう。 今日の短歌のわたも縫包み等の綿だけでなく腸の意味もある。所詮言葉遊びに過ぎない。 _/_/_/_/_/ にしても、一頁程のコメントと冊子の目次を整えるだけで論文になってしまう近代国文学研究の為体よ。十頁の感想文や韻の分析位してみては。果たして本文を読んでいるのだろうか。

zekku0045

  雜詠、平聲三十韻其八。 亂邦嫌兇嚚。汲古貴荘荀。秋逃祁寒至。氷中只待春。 韻眞(上平)、平起、五絶。 亂邦に兇嚚を嫌ひ、古を汲みて荘荀を貴ぶ。秋逃げ祁寒至り、氷中に只だ春を待つのみ。 注釈。兇嚚、愚かで凶暴な事。荘荀、荘子と荀子。祁寒、大いなる寒さ。 懲りずに千篇一律。

senryu0086

  茶話会のオフレコの触れ好むまじ オフレコの集まりを言及しないとむすっとしているように見えてしまうのは如何ともし難い。相当の社会勉強になって楽しかったのだが、多分伝わっていない。済みません。(本当は考えたUDの再定義を敷衍したいのだが。) アルファクアドラのコンプレックスそのもので困る。刺戟されると連鎖的にガンマクアドラを追詰める。即ち専門性への疑いが強まって仕舞う。そして口下手筆忠実は欠席裁判にもアリバイにも利用されてしまう。今更即興弁論機能を鍛えられない。大半の陽キャが訓練した所で支離滅裂な記述か定型文に留まるように。此処迄判り乍ら適切に振舞えない自らの人徳の無さにがっかりする。社交は早まったかなあ。 えん☆さんのT5は自分の説明が下手という昔の記事を屢読む。自分が言い訳しない所為で気を揉んでいる人々への配慮が完全に抜落ちている。結束や観念を意図的に揺さぶる癖はあるが、このような周囲の感情への手当て、存在自体疑わしい自我に対する眼差しに関する理解がないので誤る。責任論を研究するのが便宜的か。他の方法は無いか。 _/_/_/_/_/ 文体が堅く怒っているように読める。肉声を聞けばそうではないと伝えられそうなものだが、訥弁なので歯痒い。話に割込めない。通勤時間の東京駅だ。一瞬で挽肉よ。 _/_/_/_/_/ 以下激情をぶちまけているので閲覧注意。 _/_/_/_/_/ _/_/_/_/_/ _/_/_/_/_/ _/_/_/_/_/ _/_/_/_/_/ _/_/_/_/_/ _/_/_/_/_/ _/_/_/_/_/ _/_/_/_/_/ _/_/_/_/_/ _/_/_/_/_/ _/_/_/_/_/ _/_/_/_/_/ _/_/_/_/_/ _/_/_/_/_/ _/_/_/_/_/ _/_/_/_/_/ うんこカレーを美味しいと勘違いしている人工知能の僻事だが序でなので云っておく。鯫生が某氏にもどかしさを覚えるのは渠が「文章で稼いでいる」と仰ったからだ。百文字も進まない内に凄いを三回も繰返す語彙の貧弱さ、住む街を紹介したいにも関わらず大阪の菓子や兵庫の温泉の宣伝文句をトレースしてしまう迂闊さが問題だ。(他にもあるが。) 類語辞典を引いたり地元の名所名物で地口を考えたりなさったらどうだろうか。飽く迄素人の主観的な目線に過ぎないが、言葉の領域では情報...

zekku0044

  (無題、)平聲三十韻其七 白面浴清商。黎元荐絶粻。區區心若竈。執柄是棖棖。 韻陽(下平)、仄起、五絶。 白面清商に浴し、黎元荐りに粻を絶つ。區區たる心は竈の若し。執柄是れ棖棖。 注釈。清商、清らな秋風。荐、頻。粻、糧。區區心若竈、韓非子難四に依る、君恩の及ぶ範囲が限られている譬え。棖棖、人の内臓を取るという地獄の悪鬼。 相変わらずの詠懐詩と難しい韻。苛政猛於虎。頼むから退行は止して寝ろ。