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zekku0006

  説教、次韻憫農其二。 明年當丙午。少壮遺郷土。誰曰妊娠凶。與兒同楽苦。 韻麌(上声)、平起、五絶 明年丙午に当たる。少壮郷土を遺つ。誰か曰ふ妊娠凶なりと。児と楽苦を同じうせよ。 注釈。 楽 ● 苦 ● 、苦楽を押韻の為に倒置、 甘 ○ 苦も 甜 ○ 苦も平仄が。 2026年は丙午だが、流石に迷信は撲滅したと信じている。産めよ増やせよ。鯫生はVHEMTを支持してはいるが、反出生主義が主潮になると大いに困る。大規模同盟罷業の方がまし。現在の趨勢は加速するから、そろそろ帰化人用の和風苗字を捻出す時期に来ているだろう。漢字圏の姓には一文字加えれば良いが、その他は知恵が必要だ。意訳がより適切だが、音訳も許容すべきか。何時迄も半ばが片仮名の名簿を運用する訳にはいかない。第二の故郷と感じて戴かねば。鯫生は劣等遺伝子且つ社不なので日本語を語継ぐ事が重要に違いない。当面は作詩執筆し続ける。 _/_/_/_/_/ 疑問が二つ。先ず、絶句である筈の李紳の詩の平仄が合わない。まあ、仮令律が乱れていても粒粒辛苦が心に逼る言葉なので価値は減じないが。 次に、仄韻詩では孤平禁止を孤仄禁止と読替えるべきか。調べても答えに辿着けなかった。滅茶苦茶な平仄配置表を作成している頁があるので注意。 細々とした規則を諳んじるよりも、先に理屈の無い律句を口に馴染ませましょう。感性の世界です。 掲載した拙詩の大まかなリズム。○○○●霧。●●○○霧。●●●○○。○○○●霧。霧は天気記号を調べて下さい。仄韻です。此を少し組替えています。実際は以下。○○○●霧。●●○○霧。 ○ ●●○○。 ● ○○●霧。 以下が平韻五絶の平起式と仄起式の律。口遊みましょう。七言は頭に逆の音を二つ付け足します。初句での押韻時は転句と同じになります。 平韻五絶の平起式:○○○●●。●●●○回。●●○○●。○○●●回。 平韻五絶の仄起式:●●○○●。○○●●回。○○○●●。●●●○回。 六言詩は知りません。やはりお手上げ。 _/_/_/_/_/ 厳密には●●○○●の句では二番目と五番目の声調が異なる方が良いとかなんとか。

senryu0075&0076

  踏み倒せ韻と権威と飲みニティー 例外的に棒引きした。 世界一身近な権威である愚父を腐す。親戚中から合計で数百万円借入れておいて、寿命なる絶対の時効迄逋遁する心算。殆ど返済せず、週に二回飲みに出て計一万円浪費し、毎日晩酌をしては酒税を律儀に納めている。序でにいい年して推し活と擬似婚活。一喝。最早犯罪者だ。同じ血筋と思われたくない。侮られる権威を蹂躙しても意味が無いが、済崩し計画の提出を求める位は当然。遵法的で穏健な債権行使である。而も無利子。誠意の欠如に応じて聖賢と携帯と通帳とを差押さえようかしら。車には温情を賜わん。否、寧ろ…… 身から出た金は委細に錆はいさ また怒鳴ってしまった。兎に角禍泉を愛する者には刀泉を貸せんし、渠等の要求も通せん。 _/_/_/_/_/ 親の罪を隠すのが孝行だとされていた。自身の信用の為には極自然だ。庇立てが組織運営上問題になるのではない。周囲は所詮蛙の子は蛙としか見做さない相互監視と無関心が東亜社会の癌なのだ。天竺の階級制と無関心よりも面倒。

haiku0361

  鶏肋の如き父なり敬老日 老人は散々闘ってきたのだから自分の人生を少しは顧みても良いのではなかろうか。本来肋勝ちなるべき体に高価な食べ物を詰込んで迄動く必要は無い。野外活動は散歩と買い物だけで、後はゆったり読書なり詩歌なり絵画なりに取組んでも誰も急かさないだろう。年金さえ使い込まなければ自由です。集団自決しろとは申さないので選挙権の放棄をどうか真剣にご検討になって下さいませ。労働力や票田と言う商品であり続ける義務は果たしたのだ。 _/_/_/_/_/ 何度も書くが、目は霞み手は震え耳は遠くなり節々は痛む。何かに打込むのに耳順は遅すぎるのだ。若者は今日から始めなさい。 自我の無い者はこの限りでない。偉大なる個に全てを捧げ給え。当然我田引水である。 筆者に年齢を尋ねてはならない。いいね。

zekku0005

  詩不窮、次韻詩窮。 失職食料全。侏儒住海邊。雖非無黒浪。何必詠囂然。 韻先、仄起、五絶 職を失ふも食料全し。侏儒海邊に住む。黒浪無きに非ずと雖も、何ぞ必しも囂然たるを詠まん。 注釈。囂然、喧しいさま、又、憂えて安らかならざるさま。 江戸時代の某が気取った詩を物していたので。現代は恵まれていますな。囂然の意味が多岐に亙り曖昧だ。世渡りが下手だという自己紹介に過ぎない。

tanka0060

  玉章を携ふる臣梓弓引く杜撰なる従者の気不味さ 邪知暴虐の自称大統領又は国家主席に対する使節団。蒟蒻閻魔。無論鯫生も他人事ではない。魑魅魍魎と対峙したくない。 _/_/_/_/_/ 英語を初め言語能力不要論が出ている。確かに挨拶交換機は発展するだろう。但し、以下の二つの理由から負んぶに抱っこは困る。先ず、何年経っても機械越しにしか伝えられない者と不快感無しに共同作業できるか。更に重大な問題は、情報漏洩の危険性がある事。これらを考えずに外国語を覚えないと仰るのは帝国主義に荷担する国際的、地球市民的視座の無い固陋なので相手にしたくない。コミュニケーション能力(藁)採用に与る者がこの為体なのだ。 少なくとも在日の方々の母国語が日本語よりも汚いとは思わない。街中では精々他愛無い会話しかしないだろうが気を惹いて止まないのだ。 散々所謂国際教養を論ったが、他国語よりも自国語が大切なのは当然である。 生成人工知能に上掲の短歌の読みを聞いたところ全滅だった。Haikuが一番ましだった。本当に世人が喧伝される程使えるのだろうか。それともまさかこれが使用者の平均知能だろうか。 [五日前の記事で、すがれおひの対象を似我蜂と書いたが、正しくは地蜂でした。お詫び申し上げます。]

zekku0004

  關於同人文集。 網上有文壇。書皮當厭飫。徴収兩萬圓。藻匪娃娃絮。 韻御(上)、仄起、五絶。 網上に文壇有り。書皮當に厭飫すべし。徴収す兩萬圓。藻は娃娃の絮に匪ず。 注釈。網、隠匿(互聯)網。書皮、和臭?、封面、皮子、表紙。藻、詞藻、文章。娃娃、人形。 詩文集の表紙は題名と著者名だけで良い。解題はどちらでも。兎に角絵画無しでも売らねばなるまい。況や人物のかんばせをや。帯も邪魔。確かに箸にも棒にも掛からぬ自称物書きが跋扈してはいる。併し、寄稿料を貢いだ合同誌の面がごてごてしていると、拙文が絵師や辺幅修飾師(designer)を売る為の踏み台にされた気になる。或る zine を見て思った。口では筆者に感謝していると繰返すが果たして。勿論そこに売渡す文は無い。 _/_/_/_/_/ 多分こういう箴言擬きが嫌われる理由だろう。詩中では海藻が綿花の代わりになる筈はないよと茶目っ気を籠めているのだが。

haiku0360

  青天の下の精霊飛蝗の黄 嫌に茶色の目立つ個体ばかり。植物の枯死に適応したのだろう。お盆を過ぎれば少し涼しくなり、青々とした飛蝗が跳回る。それが恒例だったのだが。