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2月, 2025の投稿を表示しています

haiku0225

  過ぎたるはお呼びにあらじ花粉症 日輪が虹環を纏う季節になった。苦春到来、嚔め。禿山は土壌が流出しやすいので枯れ木も山の賑わいとばかりに無計画に植樹したつけが回って来た。勿論実際は角材を工業化しようと後先考えずに定着させただけらしいが。残念乍ら、両方画餅に終わった。表層の固定に全く役立たず、可塑性に富む合成樹脂の台頭で木質には手軽さでなく優美さが求められる時世となった。畢竟残れるは公害のみだ。無能。 T6は諸外国からは極端より極端に動くように映るようだ。優しく付き合ってくれて心地よいが、(T6基準で)図々しく扱われ続けると激しく拒絶し、謀叛を起こす。我慢して譲歩する柔和さに甘えると、唐突にキレて戦争に突入するのだ。他人には臨界点が捉え辛いので大問題に発展しやすい。日本の態度が正にこれなので、十年以内に自衛隊動員と赤紙配布が始まるだろう。突沸が現況の革命になれば良いが、過去の美点も捨て去ってしまう。如何ともし難い。過ぎたるは猶及ばざるが如しは洵に至言かな。 森林環境税は贅疣なので税さずに関連書類を燃やすべきだが、野放図疎林を公金以て直ちに伐採し尽せ。後に蔬菜果樹を 中心に 萌やせ。単一は生態系を破壊する為不可。農薬も要らない。除草も不必要。但し、極相移行を妨げる為に定期的な間伐又は落葉枯草の片付けは行うべし。縄文の森、里山が復活すれば貧困を一掃できるのになあ。南米熱帯の森林農業(Agroforestry)や、日本の自然農法が参考になるだろう。 _/_/_/_/_/ 英語教育法もそうだ。音読も会話も聴解即追従音読(シャドーイングやリテンション)も単語学習も細かい発音も全部必要なのに世人は流行り廃れに乗るばかり。不易流行を見極められたし。抑、教師が率先しろ。拙くとも構わないので。自学で感じた苦楽を共有すれば自ずと底上げになるだろう。勉強させるには勉強するしかない。小手先は鍍金に過ぎない。 仏蘭西語の発音が難しいと言う人は、先ず英語の発音がなっていない。リエゾンやアンシェヌマンは西隣の島国でも存在する結構一般的な現象だ。本当の壁は動詞の活用である。綴りを意識し乍ら只管音読を繰り返すしかない。「ジェ(なし)、テュア(s)、イラ(なし)、ヌザヴォン(s)、ヴザヴェ(z)、エルゾン(t)」等。人称、時制や法に対する感覚も焠がねばならない。単純作業と理論構築が車の両輪であ...

senryu0047

 歎願 チョ~テキト~!早う糶糴斂散を! (#^ω^) 漢検一級四字熟語で結構有名。但し、正確に読み書き出来るのは極少数。意味は文字を観察すると予想できる。テウがうりよね(売米)、テキがかひよね(買米)。左上の違いで明らかだろう。レンサンも対義語で、レンはあつむ、おさむ、サンはちらす。収斂のレンだ。全体で、米を適切に売買して市場価格と供給量の安定を保つ政策を示す。尚、テウテキは旁の無い字も通用する。参考までに。 穀物を投機対象にするのは言語道断。それでも効果的な供給ができれば我慢できるが、どうも、寸断が発生したり、粗悪品が出回り始めたりしているようだ。種籾や腐敗品を投棄する仲買も居るらしい。霞ヶ関も鈍い。再びひだるさが推す国(誤字に非ず)に蔓延ってしまうのだろうか。

haiku0224

  犬ふぐり厚顔無恥も世慣るべし 畦道の一面の黄土色中に瑠璃色を見付けた。西風に吹かれながら目一杯体を動かした時代があった。あの年頃の少年は下らない事だらけ。ふぐりが実は体の一部を指すんだぞと実際に見せつけてきたやんちゃ坊主が思い出される。女子は破廉恥と叫ばれるに決まっている。彼は社会人生活何年目だろうか。念の為に申しますが、ふぐりと厚顔との間には何の連想もありません。ええ。…… 男は何時迄経っても糞餓鬼かもしれない。 _/_/_/_/_/ 序でに鯫生は松毬をまつかさと訓む。どうもぼっくりはふぐりの転訛らしいので。まあ、かさに隠語的な意味が無い訳ではないのだが。気にし過ぎか。 勿論蟷螂の卵鞘もだ。 地錦が別名と辞書に載っていたが、誤りかもしれない。これは蔦だ。婆婆納が正しそうだ。

haiku0223

  かったるみモザイクに依るミモザ逝く 珍しく仮名塗れだ。 かったるいは体が怠い。腕怠し(かひなだるし)の変化した語。ク活用形容詞の語幹にみを繋げると理由を表す。但し、冗長なので、悪句と評せざるを得ない。尚、依るは終止形を意図していないのだが、句切れでも構わないかもしれない。擬人法を許容しない立場からは寧ろ其方が好ましかろう。 或る庭の銀用アカシアが建物の方に傾いていた。咲初めに遭遇できたが、近年は冬の風をいたみ、来年も樹木が生き永らえるかは不明だ。心に留めておいた。

tanka0031

  謎々、答即物名 凝視せば 手風琴 アコーディオン の腹なりき今では監視 撮影機 カメラ の如し じっと見詰めるとアコーディオンの蛇腹のように動き出した。今は新しい種類が出来て、監視カメラのよう。答えは日本語的にも欧語的にも不完全に詠み込んであります。 暫く余白。 _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ 答えは白文字です。以下反転願います。 バーコードでした。二次元の三隅にある回の字が吐き気を催す。工場から持ち出さないで欲しかった文明の利器で五指に入ると思う。

haiku0222

  あはや目を射抜くべしとき淡雪よ あはやせむと呼応するのを時々聞くが、むをべしと強めて用いた。許されるはず。形容詞としは速いと鋭いの掛詞。但し、直前が終止形なので、時とは変換できない。抑、強勢が意図とは異なるので止めてください。ところで、音読すると下五をあやうきよと間違えてしまう。調子に引き摺られるのだろう。淡雪が儚いとは誰の謂いぞ。顔を刺すではないか。此の危うさを叫ばずにはいられない。全く。今月は電車に乗ると降られる。滅多にない地域なのだが。雪男かもしれない。Yea, maybe I'm an yeti. _/_/_/_/_/ 稀覯本を含め、数万円分買い込んだ。朗読を思い返し乍ら口遊み、又は熟読したい。 この二日間も出先で有意義な話を拝聴出来た。果報者だなあ。有難う御座います。 一応の忠告。某韓流アイドルも勧めている真夜中の図書館は駄本。買うべからず。浅い。陳腐。外向型礼賛的。文学?雑学?自己啓発本だった。ワクワクを返せ。英語学習用にもならない。(中程のHowlの詩だけを抜粋し-500円で売るべし) 全く無関係だが、趨勢の前の字がカッコいいよね!ねっ! 覚え方は包構に屮(草の異体字艸の片方)を容れて、上下に二つ並べ走繞に載せる。反芻、雛祭り、皺などの字と共通する部分だ。各々部品検索を試して戴きとうございます。(漢字源搭載電子辞書や漢字辞典オンラインの宣伝) 屮は馴染みが無いかも知れないが、蘖と櫱とが同字(ゲツ、ひこばえ)であると意識されたし。 ↓↓↓ 趨

haiku0221

  寛解や隣の庭へ探梅行 痼疾にけりをつけ、個室を出る。韻に固執して大袈裟になってしまった。断乎桎梏を取り払った勇気に拍手があっても良いものだがなあ。梅が咲き春が来たようだ。早咲き桜は漸く開花しつつある程度らしい。寒波対策にカンパが必要だと看破し間髪を容れず政令を渙発しても恨まれはしないだろう。おお寒い。

tanka0030

  無個性をお望みになる方々へ無キャと申せばむかむかなさる 若者の過半数が個性的との評価を侵害的と捉えると聞いたことがある。では、数位駆使世代(digital native)の入り浸る場所で無キャ(無個性なキャラクター)と呟いてみるとどうなるか。敵愾心が輻輳した。まあ、火を見るよりも明らかだったが。 自発的能動的な寄合を築かなければ早晩瓦解する。構成員も傷を負う。 総逃避集団塗れ。朋党比周、黙れ。煩い衆が蝟集して異臭漂うイシュー(issue)を一蹴した くもなる いっす。蒸れるは。群れるな。 (唐突な煽りラップ) 剰え背中の鋭利な毛で血を流し合う。腹を見せられる組織は忌憚無き意見交換が必須だ。先ずは問題の共有が絶対で、語の定義と確認は不可避だ。レッテルはお呼びしていない。共感は当然大前提だ。人の常態は観測不能。呼牛呼馬よ。凝固した関係を尭鼓以て溶かしたい。 _/_/_/_/_/ 本日自己紹介欄の九図鼎分類型(エニアグラムトライタイプ)を△549から△954に書き直した。まだT7も疑ってはいるが、此処迄ぶれるなら多分T9じゃないだろうか(適当)。鯫生は生粋の研究者ではなかったように思える。あをにも染まず漂うではなく、あををも透しつつ行くかな。特に悲しくないです。まあ、探究は止めないが。 お宅は遡ると丁寧語。自称しないが吉。存在証明も不要。← 三種のフロム牛丼よりの歓楽に陥落。 ち≠"ュああああ(恍惚)  ←(修正液)。 個人的にはチーズ豚丼が欲しい。高騰し過ぎ。No gain, bovine, in vain. 韻ではないし文法滅茶苦茶。 共感は、自分の経験にない事を陳述に基づいて胸中に再現しようと試み続ける事。必ずしも同じ反応は求めない。夢幻泡影の甚だしき感情に同調する方略だけでは全員を癒すことは出来ない。救世社製接触視力矯正用透鏡(隠形眼鏡)は伊達なので、医療用眼鏡への付替えをお薦めする。複数所持するとなお好ましい。 漢字使用率上昇中に就き困惑中。 [0221 ラップを改善]

haiku0220

  燕 つばくろ の中の人去る雨水かな   つば九郎の担当社員が昨日亡くなったそうだ。御冥福をお祈り申し上げます。楽しい時間を有難う御座いました。 何か技巧を凝らそうとしてもしっくりこない。中立の時候の季語しか当て嵌まらなかった。多情は却って総て無情に似たり。雨水はしっとり。相応しき折や。まあ、季節は適っていても若過ぎるが。 人間を愛せよと基督教は宣うけれども、現生人類はもう無理。敬虔な墨客の宗教詩もて涵養を試みても抵抗が大きい。所謂人間性を尊重してはいるのだ。但し、其れは汎脊椎動物的特徴と直観している。多分海鞘も思遣るのではなかろうか。西洋套装は焼却して、縫包みで出歩けば良いのに。外見至上主義(lookism)撲滅可能。俗物が際立つ。為人は着衣、化粧とは無関係だ。寧ろ時間と注意力の有限性を鑑みると、着飾る者は心を聞かざる者かも。慈悲深きに柔らかき衣を、勇気溢るるに硬き鎧を賜われよかし。 _/_/_/_/_/ 今朝は妄想が烈しかったので後日推敲する気分微レ存。横線でも引いて書き直しておくかもしれない。夜更しが悪いのですがね。颯速文法の誤りを発見しました。orz彡・。

haiku0219

  青白き電話ボックス春の夢 観光名所には時々電話ボックスがある。東尋坊が思い出された。 青色電灯で防犯と持て囃された時期があった。結局擬似相関だった。抑静脈の視認性が下がり注射が減るというだけの話だったらしい。まあ、街灯をしょっちゅう交換できる地方公共団体等が更なる治安維持活動を行っていない訳もないので、自然界の黄色と黒の縞模様位には意味があるだろう。個人的には入眠に悪影響がありそうなので撤廃して欲しい。 自殺対策にはなるか。夢現の状態で飛び降りる危険行為を妨げられるかもしれない。覚醒状態になれば、鬱積した気の支配を一時的に逃れられる可能性はある。勿論急場凌ぎでしかないが、転落死の殆どが意識が混濁或いは異常興奮している時に起こるので適切な対応だろう。まあ、頻りに巡回する方が有効だが。 如し鯫生が身を投げるならば、静寂に於いてする。序でに俗世に其の事実を呈示出来れば最善だろう。衆人環視の焼身は小心者には辛い。主張すべきを何も持たないので。まあ、のらりくらりはくたばりませんがね。え、二葉亭四迷と?そんな殺生な。 _/_/_/_/_/ wikipediaにはこの筆名も(Kの呟きと同じように)自嘲とあった。紛らわしい。 尊敬と受身を除くと「…を(他動詞)れる」は可能、「…が(他動詞)れる」は自発だ。(ところで涙が流されると表現可能だろうか) 拙文中の受身は粗無く、尊敬は文脈で明らかなので、誤解されることの無きよう願います。 自発の例文; The radio reminds me of my home far away. ラジオを聞くと彼方の故郷が思い出される。律を合わせると、ラジオの故郷(こきょう)の歌声よ。まあラジオに故郷の訛ありも考えられる。 高低強勢も合わせると、車に故郷の響きありか。次の節で確定する車を早々出すのに抵抗があるが、次節は日本語では収まらない意味の密度なので前出しは合理的と云えるかもしれない。[追記0223] 以上の如くに一応は助動詞れるの例文として作りました。話題が重いのは重々承知です。

haiku0218

  夕映の砂場の傍の芝芽生ゆ 花粉が飛び始めたばかりの頃だが、暖かかったので芝生に腰を下ろしてみた。既に十糎間隔で嫩緑が確認できた。寒波に凋んでしまわないと良いのだが、果たして。 これだけバの音を鏤めたのだから一つくらいは一音節半の押韻があるだろうと思ったのだが、見事に母音が重複しなかった。因ってラベルにRを付さない。但し、音読が快いと嬉しい。

tanka0029

  吾妹子の玄玄の聲 胡馬 えびすうま ギターのFを制覇せるなり えびすうまは創作の枕詞。古馬北風に依る(嘶く)の古言に依拠する。北の枕詞が無かったので捏ち上げました。後、なりは推定。終止形接続の助動詞(ラ変系は例外)。鯫生は断定を也、推定を鳴と表記する。実際の万葉仮名等は存じ上げないので悪しからず。ゲンゲンは奥深き等とすべきだが、ギターの弦と掛けてしまった。漢語癖が抜けない。 セーハ(ceja)を制覇せり。やったね。

haiku0217

  英邁のセブンス響け春一番 身分や肩書に関係なく素晴らしきは意識に留まる。先日開放麦克(open mic;開放微音器,麦克風)を訪れ真剣な奏でを拝聴した。高尚な黄鐘が伝播して行く。外の春一番に負けない力強さよ。大層な太簇の演奏会だった。 エイマイは言う迄もなくAmの捩り。七の和音は変曲点に置くし、イ短調はハ長調の平行調だ。一番基本の音階の進行はAm7が聞こえると好奇心が掻き立てられる。 専門用語を散りばめているが、恥ずかし乍ら、六弦琴の琶音と 食指按弦変音法(西班牙語) を 制覇 出来ませんでした。Fを弾ければ今頃江府を靡かせていたのになあ。 _/_/_/_/_/ 詩のオープンマイクがあれば行こうかな。詩吟は惹かれないが朗読したい欲はある。但し、途中で感涙に噎ぶのを克服しないといけない。 八度音を十三分すると十二律が現れる。白鍵と黒鍵を全て合わせると十二種だ。偶然にしてはよくできている。 も一つ十二律で駄洒落。林鐘で輪唱。蕤賓は句が思いついたのでそのうち。

haiku0216

  冷え出しぬ富士の霞の濃かりけり 早春にも拘わらず麗かな陽気だった。突然冷たい風が吹き出して、富士山に掛かる霞が濃くなってしまった。他意はある。H氏に告ぐ。たひせよとは流石に言い過ぎなのでせめて可及的速やかに片田舎で出家してください。仕事の邪魔です。

haiku0215

  料峭や自己啓発本さえ読めず 自己啓発本は米国で言葉を解さない人が勉強の為に買う物だ。日本人には英語学習以外の効用は無い。そして、三冊読めば十分だ。此の実態があるから、啓発とか、啓蒙とかは信用しないようにしている。 寒の内から立春の頃に毎年神経が狂う。どうにかして欲しい。精神病になると簡単な書物さえ理解できなくなる。文字が飛んで見えたり、何故だか涙が出てきて中断せざるを得なくなったり。書を捨てて街に出よと劇作など多才の方が仰ったが、本も繙けるうちに進めるのが良い。少なくとも対話型人工知能に行程を丸投げする位なら古典の一行に劣るだろう。

haiku0214

  早春の屋根を掻くなり夜の雨 初めは如月の屋根としようと思ったが、今は旧暦睦月という事実が頭を過った。字数が合わないので早春に替えた次第です。久し振りの雨が屋根を掻くように響いてきて少し怖かった。

haiku0213

  人造大理石上の春球菜 春甘藍が高すぎるので台所に展示している。最早花卉として扱う値段だ。そうして観覧料を徴収して元を取っている。勿論冗談ですよ。家の調理台の天板は見た目や製造会社から判断して多分人造の方だと思う。紛らわしい用語を使わないで戴きたいものだ。 物価高と来たら出版も他人事ではない。三十年前は五千円前後で買えた岩波文庫の源氏が、余分な注釈を付して十四千円である。文字が大きくなっていると幸いだな位の期待しかしない事にする。外国の人鳥古典の豪華版の値段が円安下の取り寄せ且つ翻訳にも拘わらず七千円。大河劇があったので広告代理店案件入りしてしまったのかもしれない。古書を探すべきだった。 (本当に金が無い場合は何度も申すが、国立国会図書館数位書庫で探されたし。但し、印刷する必要がある時は結局は文庫本を買うのが安く早い。)

haiku0212

  跋扈する八紘一宇建国日 全世界を一つの家族のようになる標語は市民は心得ざるべからざるも権力が主導してはいけない。捫蝨事を聞く度にブラッドベリの火星年代記の米国流の地名で塗潰した場面が思い出される。羸軀に出来ることは翻訳と読書だけかもしれない。富貴は我が願いに非ず。無告の人を傾聴し続ける。 ところで、扈は普通は従うと読む文脈が多い。扈従などが其の例だ。跋扈の場合は竹簗即ち漁具だが、この熟語以外では余り見ない。コヤマの別表記に扈山と言う苗字があるが、山に従うと読みそうなもので、改名の意図とは裏腹に重鎮らしさが微塵も感じられない。素直に誇山(誇りの山、大きな山)や跨山(山を跨ぐ)とした方が箔付けにはなりそうだ。明治初期の黔愚には難しかったか。

haiku0211

  末黒野を熊の親子のすっくりと 最近煙そうな報道が良く流れる。各地で野焼きしているらしい。真っ黒の原っぱで遊んでいたら熊の接近に気付かなそうで怖い。人里に下りて来ないだろうが、心配してしまう。 時々燻している途中で犠牲が出ることがある。火に迫られるよりも気体を吸い込んで動けなくなる可能性が高そうだ。また、事前に縁辺部の草刈りや水撒き等延焼を防ぐ必要もある。春先の一仕事だ。

tanka0028

 追悼森永氏 政策に心を散らす陸でなしに自身は成らず往にし吝ん坊 折句、セコロジー。吝嗇活計術。或る電視番組の造語。 全力で人生を楽しんだ人だったと思う。時流を読むのも上手だったが、権力に靡かなかった事は評価すべきだ。追悼番組のセコロジー特集回の一齣に、六十万円を月毎に使うとお得になるとの情報があった。一般人には縁のない話かと思いきや、仕事をしている家族四人分の交通系前払電子決済札に入金すると軽く越してしまうと指摘していた。渠の行動は確かに時間の無駄にしかならない実験だったかもしれない。併し、経済の歪みを抉り出していた。机上の空論に終わる学者にも、況してや、国民を搾取する官僚にもならなかった。今振り返っても示唆する所が多い。御冥福をお祈り申し上げます。 御子息?故人には悪いが、凡夫に過ぎないだろう。

haiku0210

  はらはらと岩に沁み入る春の雪 春雪を見ていると岩にしみ入るの七音が思い出されたので。残念乍ら立石寺を訪れた訳ではないが。近年殺生石が割れて大騒ぎしている。勿論物理的風化に依る。天地でさえ長久ではないのだから、一々反応出来ない。神経が摩耗する。春の雪で冷えたからこれ位にしておく。 _/_/_/_/_/ 本屋に寄ると精神的に向上心の云々が印字してある袋が並んでいた。折角なので買った。自己嫌悪を他人が聞くと誹謗だと捉えるらしいので少しは減らす努力をする事に決めた。

haiku0209

  冱返る名無き星さへ華婉なり さえ(ワ行)かへるとさへクヮヱンは文語では韻を踏んでいないので悪しからず。 大道廃、有仁義。智慧出、有大偽。六親不和、有孝慈。国家昏乱、有忠臣。魚相忘乎江湖。此引用猶或書生之対蕉翁句附記座右銘與、是蛇足也。蓋所以開口欲挨拶隣人矣。雖秋風寒於口唇為知人不可不発語。

senryu0046

  ケモショタを出せ訳も無き諸他よりも 昨日グラウンドゴルフの話をしていたら、在線機器では調べていないのにも関わらずゴルフの宣伝がやって来た。否、父が携帯に覚書を残していたからかもしれないが。斯くの如きが頻発する。というのも林檎社が電子機器の集音機の記録を勝手に収集解析して消費者の行動を予測しているらしい。しかも常時だ。そんな噂がある。はっきり言って中国企業が支配せんとするのは精々将来の植民地迄だが、米国企業は資本主義の及ぶ範囲の天網恢恢を目指しているのでより質が悪い。じゃあ、逆手に取って好きな言葉を連呼すれば操作できるのかと云うとそうでもないらしい。ケモショタが好きなので毎日百回ケモショタともふもふを吹き込んでいるのだが、反映しない。抑獣人少年の健全な物語を題材にした公共広告があってもいいと思う。不快な聖人向けを一掃してもふもふ天国を画面上に築いても良いのではなかろうか。ああ、ケモショタどっかに落ちてないかな。手作りの銃に装塡し  hetero erectus  を剿殄し、蒼天の下遍く獣人の国にしたいな。毛無猿には飽きました。(実際には毎度の群れに対する忌避感ですがね。ケモショタでも無意味に群れたら毛嫌いします。) _/_/_/_/_/ 取り敢えず先に先生の書簡の部分を読み進めている。巾着切りを thief と訳していたが慊ない。巾着は西洋に無いだろうから、例えば pouch で置き換えて pickpocket に倣い pickpouch なんて語を創作してはどうだろうか。直訳で cutpouch や pouch cutter も一考の価値はありそうだ。まあ、流石に後者は工具と取られ兼ねないか。密猟(poach)とも混同するかもしれないか。銘柄?知らん。

haiku0208

  春浅き畠は重機に葬らる 単純受身を使わないと言った以上、此処の用法は只の叙述ではない。残念な気持ちを抑えきれないのだ。感情価を含むので使用した。 今年も滋養を育む筈だった菜圃は埋められて、復た数軒建つらしい。中核都市の寝床に成り下がっている故郷に思う所はある。– Ô douleur! ô douleur! Le Temps mange la vie,/ Et l’obscur Ennemi qui nous ronge le cœur/ Du sang que nous perdons croît et se fortifie! par C.B. L'Ennemi 時短で得をするのは、否、よそう。 _/_/_/_/_/ こころの英訳があると聞いたので調べてみた。現在日本の書肆で求めると、恐らく三千円するだろう。原書は四百円そこそこだ。こんな所に円安を感じる。尤も発行が十五年前なのでこの程度だが、若しここ数年で上梓していたら更に倍だったかも知れない。(依然として電子書籍はロハ同然だが) 一先ず図書館に借りに行って来た。現代の芸台には何を収集すべきかとふと疑問が湧いた。 多分初めて訳者が取り組んだ時は矢鱈と英語に移しやすい事を不自然に感じなかったかもしれない。あのぎこちなさを欧語ではどのように捌くのか、お手並み拝見である。拉丁語塗れだったら一層清々しい。また、横にした人の新進気鋭の頃と円熟期のとを何時か校讐してみたい。 所で所謂透明な文体が判然としない。ハードボイルドではなさそうだし、こころの諄い文を透明と称するのも違和感がある。ざらざらし過ぎだ。徒然草の中程からをそう呼ぶのは差し支えない気がする。

senryu0045

  俳人は遵養時晦句は自鄶 (自嘲且つ自戒) 拙句は文字通りの評価を受けられるだけでカイの国の詩より以下の批評の対象ですらない物ではないと喜ぶべきなのかもしれない。そう思った。語彙力が無いのだから只管辞書を引き、本を読むしかない。大した経験が出来ない身であるから、日々の修養を欠かさない方が良い。いい加減電子遊戯よりも惰性で続けられる事を探さないとならない。最早器質的に不可逆的にドーパミンには頼れないのだから。学習の為に奮い立つ必要は無い。毎日やれることをやる。今日もどうしようもない現状を変える為の闘いが始まる。自立する。それが今年の目標だ。第二芸術に全てを委ねるしかない病人はもういないのだ。 _/_/_/_/_/ 最近T1的な気質が目立つようになってきた。心型の統合なのか、翼が強くなったのかは謎だ。無気力T9よりはましだが、酷使しないよう注視すべきかもしれない。或いはT7の退行か。そうでない事を切に祈る。

haiku0207

  立春の「こゝろ」繙く朝かな 高校の教科書に載っていた先生の書簡を読んで以来初めて手を付けた。但し、書き出しがまだるっこしい表現だと思う。独白体ではあるものの一人称を多用し過ぎだ。精々三人しか一堂に会さないのだから、主語を省略しても漱石氏の腕ならば十分に語り尽くせるだろう。旧制の高校生や大学生の回顧だからと云って此処迄青臭いのを見せるのだからそれなりの意味はあるんだろうねと、若干の怒りを抱いている。前文を要約でばっさり切り捨てて告白の手紙だけに集中させたのは英断だったかもしれないと感じる。ポー氏の説の通り、短きを上となすべきかもしれない。兎も角、最低一周する。電子辞書で閲覧しているし、青空文庫も収録しているが、扱い易いように文庫本を贖いに行くことにする。 _/_/_/_/_/ 弊博客の原則は、語を重複しない(勿論自称を含む)、片仮名を排除する、単純受身構文を避けるの三点だ。当然冗長は嫌うし、少し調べれば分かることは一々述べない。これくらいが適切だと愚考する。まあ、仮に拙文が後世の学問の対象になり、電脳網が潰れ各辞典が焚書されていたら、ご愁傷様ですと申し上げるしか出来ないが。 因みにポー氏の小説、詩、論述の全集が電子辞書に掲載してあるのを御存知ですか。文字の拡大も可能なので視力の如何を問わず楽しめます。勿論英語力は必須で頁移動の簡便さや検索性が犠牲になってはいますが。詩は最後の方に載っているので末尾から渉猟するのをお薦めします。 文学は大学に通わねば修められないとの言は現代では甘えである。心せよ。尤も機能不全の環境から距離を置く為の口実としては可だし、抑甘え自体が必ずしも害悪ではない。但し、金を負担させずに保護する制度を作った方が公共の利益になるとの素人の按図索驥を開陳致しておきます。教員免許等無資格の怠惰な低学歴メンヘラ無職がお教えして良い物ならば微力を尽くすのも吝かではないのだが。心身ともに健康なる要件の差別を描いた公共広告機構の学生大賞は身につまされる。今回取り上げた夏目氏自身が精神的に丈夫だったとは到底考えられないのだが、何故かこの手の見立ては禁忌である。理不尽だな。 直前の段落の第一文だけで炎上したら笑うが、それ程有名でないので杞憂且つ覬覦だろう。

haiku0206

  好好爺鬼臉に豆を撒かれけり 普段は優しい爺様も鬼面を被って稚児を嚇さんとするに、孫は欺かれ必死に豆を打つ。 渡辺氏は綱様の御加護があるから追儺はしめやかで宜しいとか言い出したら、最早渠が守護する日本国では鬼は外が要らなくなる。況や恵方巻をや。抑翌日の半額でも高い。某熱帯雨林商店で百分の一の定価(定価の99%引に非ず)を散見するがこれに通じる所がある。米価も高い。外国産に頼るのは忸怩たるも、同重量の伊麵は国産米の半額未満と来たら買わざるを得ない。景気回復には食料が十分にあって、質素倹約を好む以上に如くはない。現状は老子の仰る所の盗夸であり非道だ。人を治め天に事うるは、嗇に若くは無しを我田引水の論拠とする為政者は直ちに再教育すべきである。 なんか、結局口が酸っぱくなってしまった。父に電視を点けて欲しくない。脳内外の電気の無駄遣いだ。どうせなら空飛ぶ伊麵怪物教に改宗して欲しい。

haiku0205

  宅配は屹度公安冬深し 車を根絶出来たら個人的には住みよくなるかもしれない。物流を減らす工夫が必要だと思う。所謂電波が神経に影響があるかどうかは不明だが、音は確実に苛ましい。情報処理用電子機器のピッピというのが脳を搔き乱す。夏や冬の終わりは特に不安定になる。近くに家が建ち過ぎてもはや生き易い環境ではなくなってしまった。鋁箔でも巻いた方が良いのだろうか。 [0202改作公安なるべしより屹度公安]