zekku0033

 

濱松旗計畫。
樂都千藝技。市巷翩翻幟。喇叭劈乾風。騷人舒雅志。


韻寘(去声)、平起、五絶。

樂都に千の藝技あり。市巷に翩翻たる幟あり。喇叭乾風を劈く。騷人雅志を舒ぶ。

注釈。濱松旗計畫、浜松 the flag project なる催し、今月の土曜日に千歳町で芸術を披露する。樂都、楽器の街、浜松の異称。幟、残念乍ら旗ではない。喇叭、牽牛花型の拡声器、云う迄も無く五月の祭との誤読を期待している。騷人、騒客とも、詩人。雅志、雅な心、又、平生の思い。


急拵えではあったが、注目に値する新風かと思う。個々人が本気で遊芸に当たっていた。転結で描いた拡声器を用いた朗読も面白かったし、只管午後の飲み屋街の足音を再現しようとシンセを操っていた人も興味深かった。歌も器楽も絵画も詩あり、千歳を千の芸術で埋尽していた。毎週自由にとなると活気が出てくるかもしれない。

以上が八日の報告だったが15日と22日の様子もそのうち書きたい。詩になる人いないかな。

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団体の幟を立てないと演奏出来ないとは息が詰まる現状ではあるが、金に直接繋がらないやらまいか精神を認める器量の良さを見せて欲しい。此れは何らかの組織ではなく商店の経営者各位、街行く人々に対しての建言だ。大都会の喧騒を再現したいのならば、且つ資本主義の弊害を被らないようにしたいならば、空き地で昼間に人を集めれば賑やぐだろう。勿論、参加者による原状復帰は前提として。無料や廉価で為す事こそが文化なのだ。

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