haiku0344
流星雨敗者愛せし師帥死す
後半に摩擦音が連続するので、統一感が出て満足している。
何行にも及ぶ流星群を瞻仰していたら、トレーズ総帥が不意に頭に浮かんだ。長い独語の末に本意を尋ねられて、「私は……敗者になりたい」と宣った閣下を思い出した。自らが10万10人目の戦没者となった最後の戦いが穹窿の上で丁度繰り広げられていたような気がした。
現代社会を見ると、末端の庶民迄をも無理矢理ゼロシステムやエピオンシステムに据え付けて、諸国家全体が悪夢を彷徨っている風だ。殺戮の場ではないのだから、独りで未来を摑み取れない時は他人に聞けばいい。勝つのではなく生き残ることを目標にして当面を凌ぎたいとの個人的な目標がある。相互扶助論でも読んで社会的ダーウィニズムにも行き過ぎた共産主義にも染まらない精神を育んでいる。墨子集団の復活が求められている。
戦争なぞ相手国に文化侵略するか身近な廃棄物を送り付けるかに留めておけばいいと常々思っている。高い砲弾を買って民草を刈り取らなくても無人飛行機でビラや糞を上空からばら撒けばそれで十分だ。隣の半島の応酬そのものだが。抑が実物を使わずに情報戦を仕掛ければ尚よい。洗脳してしまうのが上策だろうし、その思想が全うならば群衆も抵抗しないだろう。国連で交渉するのが最善なのは今更ここで言を費やすに及ばない。オペレーション・デイブレイクの対象にされない国際政治を期待しておく。
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ガンダムはこの作品しか見ていないのでファンを名乗る資格は全くない。ネタを振られても反応できない。ただ、その話が盛り上がるのを傍から見ているのは楽しい(文字媒体に限る)。台詞がいちいち気障ったらしいが、何故か心に残るのが不思議で堪らない。
所でOZは何人規模の組織だったのだろうか。師帥は2500人の軍隊の長の意味だ。少数精鋭で世界大戦を引き起こしていたようなので実動部隊はこれくらいだろうかと当たりを付けたのだが。
ロボ物や戦争物が好きならば、「もう少し人間を評価し、人間を愛してもらいたいものです」。軍記物語や歴史書などの古典も楽しめると思う。スぺオペの源流を辿るのも面白いかもしれない。あの武将ならこんな機体に搭乗するのではないかとか云う空想を聞かせて貰いたい。
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