haiku0319

 

冷房の効かぬ歌論に招かれぬ


類想を抜出そうと藻掻いた。冷房を使っている筈なのに議論が白熱して火照った。熱中症になりかけて夢現に冥界の河の渡し守を見た。ひんやりとした其の手が肩に触れる。実際にはもっと広く詩論とすべきなのだが掛詞にしたかった。

鯫生は未挑戦だが連作の方法を尋ねてみた。大矢数の経験と実力がある人でも多作して削ってしまうのは抵抗があると仰っていた。荒削りが混入してもよいので抜粋でない生の詩人を味わってみたいとの意見もあった。

過日アートセンターで有意義な時間を持てた。つじむらゆうじさん、さとう五千魚さん、ミッドナイトみなとさんと初めてお会いできて楽しかった。お札を象った紙片の集まった茅の輪を潜り今年前半の厄が落ちた気がする。次回の断食月の期待が高まる。(創刊号はそろそろ出回るので宜しく!)

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亀の木乃伊のカロンは愛嬌があると思う。序でに茸の国は核保有大国であり、亀の国は文明に収奪される大地の暗喩だと云う謬説を放流しておく。

文語を使うのは伝達効率が良いからだ。極端な例を挙げると「屹度そうでないに違いない」の14拍が「さるまじ」の4拍程度で済む。特に付属語の含みが口語よりも格段に豊かだ。

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