haiku0082


油然と膏腴の地には雲の峰


あぶらと読むのは油以外は全て肉月の部首の字だ。!kjiで或る頁に飛べるが、!Bang検索ができない。頁内に検索窓が二つあるからだろう。ともかく、そこであぶらと検索すると十個くらい出てくる。それぞれの熟語を比べてみるのも一興だ。

イウゼンは(1)草などの勢いのさかんなさま(2)雲などの盛んに湧き起こるさま(3)意にとめぬさま。気にかけずゆったりしているさま(4)感情の湧き起こるさまなどの意味がある。カウユのチは要するに穀倉地帯のこと。

何事にも油然と対するようになってからは、心が塞がることが無くなった。時折哀しみの念が油然と感じられるが、それも薄くなってきたように思われる。薬を増やし過ぎたのか感情を司る神経が麻痺してきたのかは分からない。生きる喜びと苦しみを分かち合える人がいたらとは思う。

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