zekku0031

 

無冴経済、次韻昌平橋納涼。
富溢浴文明。窮民疾幣軽。卑常高市道。不認自寒聲。


韻庚(下平)、仄起、五絶。

富溢は文明に浴し、窮民は幣の軽きを疾む。常を卑しみ市道を高くして、寒よりの聲を認めず。

注釈。題名、和臭、サエナノミクス、某氏の命名を借りた。幣軽、通貨の価値が低い事。転句、常道を低く見て商売の道を尊ぶ、目先の金勘定ばかりなのを嘲る。


第三句が四字熟語辞典に載るといいなあ。卑常高市、倫理を忘れて小利に趨る。え、つねにたかいちのみちをいやしむですって?それは語順が違います。つねのたかいちのみちをいやしむと訓読しましょう。渠は権謀術数をこなす質ではないので、非常事態用の政策や主張があるのかは知りません。

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