zekku0001
秋宵自嘲
白頭翁莫莫。以壟斷爲功。雖幸多豪引。何年滿鳥籠。
韻東、平起、五絶
白頭翁莫莫、壟断を以つて功と為す。幸ひにして豪引多しと雖も、何れの年にか鳥籠を満たさん。
注釈。白頭翁、椋鳥、動物名。莫莫、暮暮に同じ、暮毎に、造語。豪引、豪友、優れた朋、勝引、平仄交替字、造語。
白頭翁は昔漢検で見た気がするが、その時の模範解答は鵯だった。他に翁草の意味もある。
何が自嘲かと云うと各行最後の字を続ければ自明です。銀魚垂れ絶句。
椋鳥五月蠅いなあ。他意は無い。強いて説明すれば田舎者よりは群れに対する忌避感。地方出身者よりは拝金売名屋共。尚鯫生は村人Aです。膝に矢を受けてしまってな。
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牢籠(一纏めにして閉じ込める)や株連蔓引(関係者を次々にしょっぴく)を使いたかったが平仄が合わなかった。
破調、翁が逸脱した韻字、強引な造語、稍意味不明で悪い詩。あいうえお作文に拘り過ぎた。縦読みを諦めた改作は成功した。序でに卑屈が尊大になった。これはまたの機会に。某誌に投稿予定。
五律は四十字、七律は五十六字故に短詩と呼ぶのか謎。平仄を整えた対句が上手く作れる気がしないので一先ず勘弁して下さい。
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