haiku0363

 

縋れどもおふすべらなり鬼瘤


どもやべらなりを俳句で使うのは無粋だが用いたくなった。韻の為に。埃茸等と共に乾燥した物は馬勃と呼ばれる。一夜にして排球大に膨張し驚かせる。若い子実体は白くて癖が無く食べられるらしいが、生物濃縮している場合もあるとか。放っておくと外側が剝れ氨臭を発生させる傍迷惑な性質も。軈て風化して消えてしまう。兎に角、穢れ無きふわふわは浮き代わりになりそうというのが句意です。実際には破れるだけなので試さないように。

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