のこのこと精衛塡海してんかい セイヱイテンカイ、セイヱイうみをうづむとは無謀を企てて徒労に終わる事。セイヱイは山海経に見える鳥の名前。溺れて儚くなった炎帝の娘が化した鳥で自分を殺した東海を恨んで埋めようと画策し木石を運び続けているという。 ノコノコ(koopa,諾庫亀)と二人で海に石や枝を投げ入れ続ける遊びをするのならば喜んで。え、あの愛嬌のある亀さんとは無関係ですか。じゃあいいですぅ。 真面目に云うと辺野古を埋め立て始めて12月14日で6年となったそうな。天長地久の如きが通例の御上の土木工事案でさえあと9年かかるという。達磨が悟ったり枇杷が咲いたりする程だ。天帝が愚公を一笑に付して切り捨てなかったのは理念が切で合理的だったからだ。現在、超常的と考えられてきた地形を動かす力を人類は得た訳だが、果たして基地建設は愚行ではなかろうか。お天道様に顔向けできるのか。島人が受け継ぐ美ら海を汚す大義はあるのか。富裕層向け宿泊遊興施設を拵える経営者共にも問いたいが、開発は last resort ではないのか。半世紀もせずに海に沈む構造物を建てて得意になるのは底が浅いと云わざるを得ない。(Where the good and the bad and the worst and the best/ Have gone to their eternal rest. --- The City in the Sea by E.A.P) 画一的でない土地に合わせた軍事施設を設計した方が、構造を読まれ難くなって防諜やテロ対策に資すると思うのだが。最大の戦略は難読性にある。兵は詭道だから。 _/_/_/_/_/ 個人的にはメット(buzzy beetle,鋼盔甲蟲)も愛らしいと思う。DS版の描写は薄気味悪かったが。甲羅の陰に赤い目が赫赫としていたのは作画担当の新趣向だったのだろうか。平べったい水色の甲羅に円らな目の仔を見たいのだが、検索しても出てこない。 まあ、辺野古のこの話題は二回目ですがね。 一回目はこちら。 _/_/_/_/_/ 暫く宣伝します。 別館1,統合・退行線と其の垂直二等分線