senryu0025

 

「中抜き」に全く泣かぬ君がをし


多重下請問題が表面化してきた。竹下小泉辺りから徐々に浸透した弊習が漸く白日の下に曝された。孟軻が原価で取引すべきとの極論に真っ向から反対していたが、行き過ぎた付加価値が不平等を生む現象は渠の理念を妨げないのかと疑問を呈せざるを得ない。(ここら辺が渠がENFJやENFPに近いと感じる一面だ。論理判断の視野が狭く煮詰まっていないのである。大前提を違えればより多くに巧言令色鮮し仁と後ろ指を指されただろう。丘さんとの邂逅、三遷の功を喜ばずにはいられない。果たして亜聖たり得るか。寧ろ阿世に成り兼ねなかったか。この指摘も同党伐異の類から漏れないが。)

ところで最近の中抜きは誤った用法だ。一部の記事では鍵括弧を付けている。辞書を引けば一目瞭然だが、申し上げると、元の意味は中を抜く事だ。中間業者が噛まない生産者と消費者との直接の取引を言う。一般の訛言では中が抜く、業務委託する法人が搾取する構造を指す。

いい加減との評を避けられない言葉遣いは他にも役不足や殿様商売がある。これらの誤謬は熟語になる過程で省いた助詞助動詞などを意識的に共有しない事が原因だ。国語に関する世論調査には発見がある。一度詞林を参照しりんと忠告してみた次第です。

為政者からしたら従順な国民を失うのは惜しむべきだろう。しかし、奉公する企業の枠を超えて労働者が鳩首凝議する場を持ち対等に交渉出来なければ不健全だろう。勿論昔の過激なメイデイの句の数々の如きは望まない。分断工作によって骨抜きになって久しい連合の復興かそれに代わる組織の台頭を切に望む。繰り返すが、斯干的那維が参考になる。香しき家具一式以外にも意識が向いて欲しい。l'esprit nordique の広まらんことを。

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フィヨルドの半島の漢字表記は別だった気がするが思い出せないし、どこにも載っていない。的の字は用いなかったような。やはり、歴史の修正があったか、自分が並行世界に来てしまったのだろうか。記憶が曖昧なだけだと良いのだが。

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